メリークリスマス

ですが。

母が亡くなって一ヶ月になろうとしています。
電話を取り、高速を走っている際中のサービスエリアで
メールから、母の訃報を知りました。

涙は出ませんでした。
泣いていたら母の顔を見ることが出来なくなります。

ただ一人、深夜の自動車道で車を走らせました。

翌朝の朝に母に会いました。
十分泣く暇無く、葬儀屋と葬式の打ち合わせ。

泣いたのは家族の元に帰った一週間後です。
一人で声を上げて泣きました。

子供は初めての葬儀に戸惑いを見せていました。
だから、一つだけ言ってやりました。
「見ないなら見ない。
見るならしっかりと見る。
中途半端に見ると後に残る。」
子供は母の亡骸を見て、溢れんばかりの涙を流しました。

看護師の妻は

「私は仕事で患者さんが亡くなっても決して泣かない。
一番悲しいのはご遺族だから。
体を綺麗にしてあげて一刻も早く、ご遺体を家族の元に返さないといけないから。
でも、今は涙が出て仕方がない。」

家族を失うことがこんなに悲しいとは思いませんでした。

携帯の電話に怯える日々

やっぱり、怖いです。
実家からの電話かと思う瞬間が。

母の緊急搬送から4日目。
もう安定状態に入った事は入ったが。
ICUからも出て、一般病棟へ移動。

心配で新幹線に乗って様子を見てきた。

母の手が、微かに震えていました。

しばらくして、元の表情に戻りましたが。
母を見ていたら、胸がこみ上げるモノを感じてしまって。

そんな母を前に父の前では
「大丈夫みたいで、安心した」
と心にも無い事を言って、父を安心させる。

怖いんですよ。
母の最後が近づいている事を感じるから。

だから、頼むから妻よ
「お母さんは大丈夫?仕事行ってもいいかな?」
なんて、携帯に電話しないでくれ。

俺の心臓が持たない!

母に会って来ました

母は俺を見ていました。

何も言えませんが俺を何度も見ました。

孫の俺の子供が話しかけても返事は出来ず、見ているだけでした。

でも、それで満足です。

 

いずれ別れが来るかもしれませんが

それまでは今のままで結構だと思っています。

望めないのが現状だからです。

 

子供はオバアちゃんとオジイちゃんに会えて少しは喜んでいました。

我が家の今年の帰省はこれで終わりです。

 

また行くからね。

オフクロ。

母に会いに行きます

「ただいま~

腹空いた、飯まだ?

疲れた、寝る」

と言っても返事は無いだろうな。

 

ベットか車椅子の生活では日に日に老いていくだろう。

 

明日、行くからね~